辞表
常に、スーツの内ポケットに、辞表を忍ばせている。
昨日見つかった駅の死体になりたい
平均13時間労働が当たり前になってきた。
同時に、多くのものを失いつつある。
いや元々失うものなんて何もなかった。
しかしなんなんだろう、この失ってゆく感覚と焦燥感。
時間だ。
20代という時間。
この会社にむげに切り売りしていいのか。
本当に心動くもの、やりたいことに費やすべきではないのか?
いや、そうでなくともよい。最低限の生活が出来れば、1日1時間くらい毎日残業があったとて、苦にはならない。そういう仕事がしたい。
ワークライフバランス。昭和体質企業35歳以上には、その言葉は頭に無い。
恐れるな。
ブラック企業を作っているのは、経営者ではなく、そこで働く人。
24時間365日会社携帯を持ち歩き、平日は夜中まで強制飲み会に行き、休日は強制イベントで社内の人とコミュニケーション(笑)を取る。
でも、そうじゃない人生もたしかに、ある。現に世の中見渡せば、あの人やこの人だって、そんなことしてなくても活き活きと生きているじゃないか。
毎日行くコンビニでバイトしてるフリーターの兄ちゃん姉ちゃんのほうが楽しそうじゃないか。実際、大学生の時はバイトしてたが、稼げる金に限度はあったが、楽しかったし、精神的に余裕があったじゃないか。
特にやりたくもない仕事で、無理矢理へばりついて何があっても耐え忍んで安月給でそこで働く必要は、無い。
痛み、苦しみ
ゴルフ、イベント、飲み会強制参加。
土日も会社の人らと過ごすことになる。
人手不足で皆、忙しすぎる。殺伐とした無言オフィスでは何も聞きに行けないし、聞きに行ったとしてもそんな下らないこと質問するなみたいな空気になる。これはまだいい方なのかもしれない。まだまだフレッシュマンだという認識を持ってもらえるうちはまだましなのかもしれない。
そして忙殺されたまま時が過ぎ、1年経ったとする。1年も経ったのにまだそんなことも知らないのか!と言われるのが目に見えている。
そしてまた新人が辞めていく。するとまた人手不足になる。このループの繰り返し。
事実上の死
結局、覚悟があるか腹が座ってるかってのが重要なんだよな。
中途半端が一番苦しい。
奴隷になるならとことん奴隷になって飲み会でも休日ゴルフでもなんでも自分を捨ててやればいい。
やらないなら一切やらない。それが原因で人間関係悪くなってもいいじゃん。